”かざぐるま”をつくる(幼・小)

かざくるまのかたち

幼児、小1~小3 Aタイプ 

可動部は横軸のみ。横軸につけた羽根と人形がクルクル回るシンプルだけど楽しいかざくるま。 

小3~小6 Bタイプ 

可動部は横軸と縦軸。羽根、胴体が縦軸でペットボトルに連結して水平にも回転するタイプ(上の写真。この作品では胴体が潜水艦)  

 

この工作にはいくつかポイントがあります。難しくもあり、楽しくもあるそのポイントを書き出してみました。

  • 羽根の立体的な成型

画用紙にハサミで切込みを入れ、4枚の羽根を切出す。それをやわらかく曲げて中心に集めて羽根をつくる。

はねの回転力をあげるために、はねを切出す紙に直接集めずに、別紙(3センチ×3センチ)に集めるようにした(羽根の袋状の空間が大きくなり、羽根がよく回る)。

8枚羽根の場合、2枚の紙を用いる。1枚にはL字の切込みをいれ、2枚を45度ずらすことで、密な構造の羽根ができる。

 

 

  • カラーリング

はねの表裏を飾る。はねを折り曲げるため、表側に裏面の一部があらわれる。

また、羽根の回転により色が混ざり合います。その効果を活かす工夫もできる。

 

 

 

  • 構造(回転受け)

A ストローに軸を差し込む。

B 軸に羽根を差す。短いストローを使ってベアリングがわりに。

  ペットボトルの蓋を利用した軸受け。

  胴体の中に、横軸や、縦軸受けのストローを固定。

 

 

  • アイデア

A 人形を考える。基本、人と猫にしましたが、応用でほかの生き物を考える子がいました。

B それぞれ、胴体と羽根を何かに見立てました。潜水艦、気球、妖精などなど

Aタイプ

Bタイプ制作風景

Bタイプ

 

 材料 道具

【はね】

画用紙:はねの材料。15センチ×15センチ。4枚ばねは1枚。8枚ばねは2枚。はねの成型に3センチ×3センチを2枚。

画材:クレパスやサインペン。はねの模様を描きいれる。

【軸】

竹ひご:回転するはねを固定する横軸に。Bタイプは胴体が回転するため縦軸にも使用。

     直径3mm 長さ360mm(ダイソー 20本入り 108円)

ストロー: Aタイプは横軸の竹ひごを受けるパイプとしてペットボトルの蓋の上部に固定。

     Bタイプは縦軸の竹ひごを受けるパイプとして胴体部分に固定。

     あと、はねを横軸に固定しないため、抜け止めのビーズとはねの間に回転ワッシャーとして使用。

ビーズ: はねの抜け止め。

【胴体】

画用紙:Bタイプの横軸の竹ひごと縦軸を受けるストローをとりつける躯体として使用。

【軸受け】

ペットボトルの蓋:2個。Bタイプの縦軸の竹ひごのペットボトルへの連結に使用。軸受の躯体となる。

画用紙と厚紙:1センチほどの帯にして、縦軸の竹ひごに巻く。ペットボトルの蓋の内側にピッタリはめる。

千枚遠し:はねの(軸をうける)穴あけ。ペットボトルの。蓋の穴あけ(縦軸をとおす)。

ビニールテープ:ペットボトルの蓋を裏側を向き合わせで固定する。

        また、出来た軸受けを台のペットボトルの蓋に固定する。

【台】

ペットボトル:かざぐるまの持ち手部分、あるいは飾った時の台として。

水:     ペットボトルのウエイトとして。

プヨプヨボール:ペットボトル内の装飾として。

ペットボトル蓋:1個。水のこぼれどめ。Aタイプでは蓋の上面に横軸が固定される。

ビニールテープ:蓋の固定。Aタイプの横軸の固定。