ちぎりえ (小学生) 2021.1.15

新年あけましておめでとうございます。

1月の小学生クラスの1~2回目はちぎりえを制作しました。

テーマは自由。

様々な色に染めた和紙をちぎって使う。

和紙は繊維質で、染まり方が一定でなく表情がある。

また、ちぎりによって周りがケバたったり、形の不均一さが生まれ、絵に柔らかい調子がでてくる。

 

絵筆や絵具を用いるのとは異なる方法で、絵をつくってみよう。

鉛筆で下書きをして、紙を貼りだしました。

作業順序として背景から貼った後に、手前にあるものを貼るよう高学年に説明しました。

低学年は自由に貼っていきました。

目やヒゲなどの、ポイントとなる場所は、ハサミを使います。

紙を貼っていくと、次第に下書きの線は隠れていきます。

 

最初は鉛筆の線にしたがって紙を貼る単純な作業の繰返しですが、次第に色の境界で形が見えだしたり、ボリューム感が現れてきたりして、生徒らは張り絵のコツをゆっくり見つけていきました。

 

色の使い方で、同系色だけでは済まずに、コントラストを生む色も必要になってきます。

コントラストがあると絵に空間が生まれます。

 

紙を貼るごとに絵柄は密になり、貼り直しも容易。

完成まで時間を要しましたが、生徒たちは飽きることなくそれそれにちぎり絵の面白さを感じているようでした。

 

作品