いもむしのマリオネット

おうちでぞうけい

親子で作ります。

つかうもの

  • ペットボトルの蓋 11個
  • わりばし未使用 2ぜん
  • タコ糸 80センチ(糸1)、40センチが2本(糸2と糸3)、25センチが2本(糸4、糸5)
  • キリなど
  • 穴あけ台用の木切れ
  • はさみ
  • 輪ゴム 4本
  • 油性ペンなど

【ペットボトルの蓋】蓋でいもむしをつくります。おうちにたくさん蓋があったらイモムの色を考えましょう。

もしもオレンジジュースの「なっちゃん」の蓋があれば いもむしの顔につかえます。

見本では 黄緑色8個(C2~C9)、青色2個(C10、C11)と、なっちゃんの顔のある蓋(C1)1個をつかってます。

準備一覧 

補足:写真には、タコ糸が80センチ1本、40センチ2本が写っています。25センチ2本も追加してください。

 

製作開始です。割りばしで「糸うけ」をつくります。

割っていない割りばしの太い方を頭側にします。頭側の上に割った割りばしを十字に重ねます。

輪ゴムをかけて割りばし遠しを固定します。

割りばしが動かないように固定します。輪ゴムのかけ方に少し工夫がいります。

前脚の糸を割りばしに結びます。

糸うけを裏返しし(使用時は割った箸が上になる)、左脚(前脚)の糸(糸3)を割りばしに結びます。結び目は糸うけ裏側に作ります。

輪ゴムで糸と糸うけとを固定します。

その際、糸が内側に寄っていってしまわないよう、輪ゴムの巻き方を工夫します(輪ゴムの輪に糸をくぐらせながら巻く)。

右脚の糸(糸2)も同じように糸うけに固定します。

 

次に、糸1の一端を糸うけに固定します。ゴムの上からしばります。結び目は糸うけの裏側にくるように。結び目が左右に偏らないように写真のような結び方を勧めます。

下の写真は、糸うけ表側ヵらみた糸1の結び方 

糸1の片端を糸うけに固定したら、ペットボトルの蓋に糸1を通していき、いもむしの頭と身体をつくります。

 

ペットボトルの蓋9個(C1~C9)に穴をあけて、糸を通します。

まず、頭(C1)から。

頭のてっぺんに穴をあけます。穴の位置ですが、出来るだけ蓋のふちに寄せたところにあけます。

顔に近い方にあけるよりも、出来上がった時には、首が左右に振られやすくなります。

穴あけの作業は木切れなどで穴あけ台を用意して行ってください。

机をガードし、また、ガードがあるので力をいれやすく、そのためケガもしづらくなります。

 

実際の作業では、穴あけは蓋の内部から外側に向かってあけます。

位置がずれないように、裏側に透けた顔をよくみて、マーキングします。

意外に柔らかくて、ぶすっと刺さります。お怪我に注意してください。

キリでも試しました。簡単に穴があきました。釘でもトンカチで少し叩くだけであきそうです。

顔用の蓋には上下二か所に穴をあけます。

糸を通した時に糸が左右に偏らないように、穴の位置をきめてください。

穴があいたら糸を通します。

下の写真は、糸通しを容易にするために、セロファンテープを1センチほどに切って糸の先端に捲き、指ですこししごいて尖らせて針状にした様子です。

蓋のあなを何回か通していくと、糸のよりが戻って広がってしまいます。通りが悪くなった時の対策例です。

頭の上から顎に向かって通します。

なっちゃんの蓋がなければ、無地の蓋を使って、油性ペンなどでお顔をかきましょう。

 

いもむしの身体の部分にとりかかります。

蓋を8個(C2~C9)使います。

蓋に糸を通す穴をあけます。身体用の蓋の穴は、ど真ん中にあけます。

全部通します。

通したら、糸を固定したところから30センチのところに糸コブをつくります。

糸コブは蓋C9までを全部寄せておいて、その外側に作ります。

糸1の片方の端を、糸うけのおなか側に固定します。結び目は裏側に。

結んだら、輪ゴムで押さえます。

これで糸1が糸うけに固定されました。

 

糸1は少し長めにしてあります。完成後の使用時には、糸うけのおなか側に糸の端を巻き付けて長さを調整します。

糸を短くすると、いもむしの身体が起きやすくなります。

次に、左右の糸(糸2と糸3)に蓋を1個ずつとりつけて前脚をつくります。

脚を表すために、濃い目の色の蓋を使いましょう。

気に入った色がなければ、油性ペンなどで色付けも出来ます。

脚用の蓋にあける穴は、一か所だけです。完成時には穴の位置が上側に見えます。蓋の模様を利用する場合は穴の位置に注意してください。

顔(C1)と身体(C2)の間に糸3もしくは糸4を結びます。

結んだら、結び目から15センチのところにペンで印をつけます。(糸4、糸5共に同じことをする)

次に他の糸(糸うけの左右に固定した糸2と糸3)にもペンで印をつけます。

糸うけから22センチのところに印をつけます。

糸2と糸4の先端をあわせて、C!0にあけた穴に内側から外側に向かって通します。

2本を同時に通すので、セロファンテープを使って先端をとがらせる必要があります。

(同じように、糸3と糸5をあわせて、C11の穴に通す)

蓋に2本の糸を通したら、セロファンテープの先端を取り外し、さきほどつけた印(15センチと22センチのポイント)のところで2本をあわせて、そこにコブ結びを作ります。

必ず蓋の外側に結び目をつくります。

あまった糸はハサミで切ります。これで右脚ができました。左脚も同じようにしてつくります。

完成です。

糸人形は糸が絡みやすいので、扱いには注意が必要です。

絡んだら無理をせず、ゆっくりほどいてみてください。