色の不思議 12色相環 (小学生)

(小学生クラス)

色には秘密がある。

きれいな色、鮮やかな色合いは人の心に働きかける力がある。それには法則性(共通性)があって、みながよくみる国旗や会社のロゴマークにはその法則を見つけられる。
それから、色には赤、青、黄の3原色がある。たとえば紫色とかは赤と青をまぜて作るけど、この3つの色は色をまぜては作れない。逆にこの3色をかけあわせて他の色を作ることができる。
今日は3原色から12色のカラーチップを作る。それを円に並べて「12色相環」を作る。
この色相環に秘密がある。時計に例えて3原色をまず12時と4時と8時の位置におく。残り9色は3原色のうちどの2色が使われたか。そして2色の絵具の量の差で位置が決まる。それで出来た12色の色相環では、12色それぞれの色の一番遠くにある色がその色の「補色」(または反対色)になる。二つの色を並べると互いに引立てあってとても鮮やかに見える。12色だから6通りの補色の組み合わせがある。

また、ある色の両隣やもう一つ隣の近い色をある色の「類似色」という。類似色で並べると均整のとれた優しい色合いになる。

チップの彩色は水彩絵具。はさみで正方形に切って、補色どうしのチップ2枚を背中合わせに貼る。類似色のつながりで円に並べてラミネート。保存版の色の相環図ができる。